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狙われるものと狙うもの

by Yuki Hattori

夜になるとどこからともなくやってきて、時に挑発するように耳元で羽音を響かせる。隙をみては血を奪い、あろうことか痒みという置き土産まで残していく。あいつの季節がやってきた。

生きていくために必要なら、少しの血ぐらいはくれてやろうとは思う。盗人にも三分の理があるのだというし、僕だって生きていくために動物や植物の命をいただいている。しかし、しかしだよ。13箇所はやりすぎだ。

君は僕を怒らせてしまったようだ。
狙われるものより狙うもののほうが強いということを教えてあげよう。


Yuki Hattori
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