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Too much infomation

by Yuki Hattori

いつの間にか日常に組み込まれていた、誰々さんが「いいね!」と言っていますとか、 なんとかさんがリツイートとか、この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます、とか。別に欲しくもないのに勝手に届けられる情報の洪水は、大切なものを見えなくする。

情報過多。ああそういえば、この記事のタイトルもとても読みづらい。

テレビと同じように、インターネットも情報が勝手に届けられるようになり、さらにこれらは僕に「最適化」されているからタチが悪く、はい、あなたが欲しいのはこれでしょう、と並べられたメニューは確かに興味を引くものが多い。そしてそれを平らげるだけでかなりの時間と思考を浪費し、いつの間にか何を知りたかったのかを忘れ、本当に読みたい記事(や本)を読むスタミナが残らない。つまり、知りたい情報にたどり着けない。

そんな日々にちょっと疲れている。

バリにいた頃は入ってくる情報が極端に少なかった。例えばロンドンオリンピックはメダルの数どころか開催されていることすら知らなかったし、もしあの時SMAPが解散しても、その情報は僕に届かなかったかもしれない。売れるWebサイトの法則!とか、絶対に押さえておきたいデザイントレンド!みたいなのも、今のように毎日毎日似たような記事を目にすることはなく、当時はそれをハンデだと感じていたけど、アイデアを尖らせるにはむしろそれで良かったのだと今になって思う。

インターネットは要するに巨大なアーカイブだから、基本的に過去の情報ばかりで、いくら「絶対に押さえておきた」くても、すでに世に出ているトレンドなんて追いかけたら僕はたぶん終わってしまうだろう。考える必要があるのは過去ではなく未来のこと。

モノや食と同じように情報も。豊かであるというのは数や量が多いことではないよなぁ。



Yuki Hattori
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