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Eyes for Future

by Yuki Hattori

石巻の復興支援プロジェクト「Eyes for Future byランコム」の修了式へお招きいただきました。
受講生の方々の笑顔がとても印象的で、これだけたくさんの笑顔を生んでいるランコムの皆さま、石巻復興支援ネットワークやっぺすの皆さまのご努力に本当に頭が下がります。お疲れさまでした。
そして主役である受講生の方々、おめでとうございます。これからのご活躍を陰ながら応援しています。

石巻へ行くのは今回で3回目。なぜだろう、行けば行くほどこの町が大好きになる。全国色々なところへ行く機会も多い中で、こういう町はそれほど多くない。沖縄や京都のように強力な観光資源があるわけでも、東京のように刺激やチャンスが溢れているわけでもない。それでもまた行きたくなる。

それはたぶん、人だと思う。震災という困難を乗り越えたからか、東北という土地柄なのか、助け合うことがベースになっている人間関係はとても温かくて気持ちいい。

僕のように大したキャリアもなく独立した人間は、常に「どこの誰?本当に大丈夫?」という視線にさらされる。それを覆すには結果しかなく、そういうシビアな毎日を暮らしていると、ときどき自信を失ってしまうことがあって。今回は講師として呼んでいただいたものの、受講生の中には事業者として先輩の方も多く、こんな若造が「先生」だなんて生意気じゃないだろうか、正直そんな思いもどこかにあった。でもその心配を吹っ飛ばしてくれる温かさと、学びに対する貪欲さが石巻の人にはあり、それが僕を強く惹きつける。「服部先生ありがとう!とても勉強になりました!」そんな言葉にこちらが力をもらい、自分の知識やスキルをもっともっとシェアしたくなる。

誰かの役に立っているならば、自分のやっていることは間違っていない。それを思い出させてくれる町。そうか、助けてもらっているのは僕のほうなんだ。

震災の爪痕はあまりに大きくて、今もまだ確かに残っているけれど、この町はきっと大丈夫だろう。こんなに魅力的な人で溢れているんだから。



Yuki Hattori
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