Fragment

イノベーションとは

by Yuki Hattori

ついさっき公開されたDJIの新しいドローン、Mavic。これが素晴らしい。

僕が使っているPhantom4が半年前に発売されたときはものすごく革新的で、今やドローンの「スタンダード」とまで言われているのに、一瞬で前時代のものにしてしまった。しかも自社の手で。1つ前の機種を圧倒的に超えるイノベーションはかつてのApple製品のようで、もはやスマホやPCにはワクワク感を感じなくなってしまった現代病の僕には、未来を感じさせてくれるドローンはとても希少な存在といえる。(例えば最近発売された新しいiPhoneが何がどう変わったのか、僕はあまり知らない。)

さて、Phantom4を使ってみて感じていた一番のストレスは大きさと重さ。人間が使うものである以上、持ち運びが億劫だと撮影する機会はそれほど多く訪れない。それをたった半年で見事に解決するんだから、ドローン業界のスピード感はちょっと想像を超える。あとはバッテリーの持続時間が最大の課題だけど、リチウムイオン界隈のこちらも脅威的なスピード感を見ていると、早い段階で解消されるだろうなと思う。

それにしても、自社の作った傑作をあっさりとしかも圧倒的に超えるって、すごいこと。ただ目新しいわけでも、奇をてらった変化でもない。良いところは磨く、悪いところは改善するという単純なプロセスの精度を極限まで高めた結果、できあがったものは限りなくフレッシュで、こうやって正しく進化した製品は欲しいと思わせる力がある。僕が考えないといけないのはこういうことなんだよな。ただ新しいのとはぜんぜん違う、正しく進化したWebデザインってどんなのだろう。

誰も見たことがないものを作る、誰もやったことがないことをやる、それだけではイノベーションじゃないと、このドローンから教えられたような気がする。